−涙−　２００４．６．２６　　文香

涙って…一体何なのかな？

悲しいとき、

嬉しいとき、

悔しいとき、

人は涙を流す。

だけど、涙って一体何のために流れるんだろう…。

何故だか分からないけれど、そんな疑問が頭に浮かびました。

そうして頭で考えてみました。

悲しいときは、自分を癒すために…

嬉しいときは、幸せを心に刻むために…

悔しいときは、立ち上がる力を手に入れるために…

人は涙を流す。

涙は…心に一番近いもの…

心が傷を負ったときはその傷を癒す傷薬となり、

心が幸せを感じた時はその幸せを刻む筆となり、

心がくじけそうな時は力を与える剣となる。

そう考えました…。

嬉しいときと、悔しいときは…

自分の頭が出したこの答えで何となく納得したけれど…。

だけど悲しい時に流れる涙について…頭で考えたことに、

心が疑問を感じてる。

悲しい時に流す涙が、

本当に自分で自分を癒すものなのか分からない…。

どれほど涙を流しても、

今まだ全く癒されない傷があるから…。

もっと泣いたら、傷は癒されるのかな？

…………分からない……。

涙って何なんだろう…。

いつか、もっともっと人生を歩んでいったら…

自分なりの答えを見つけられるかな…？

ひとり静寂の支配する部屋で、何故かそんなことを考えました。

ＢＡＣＫ