−前 進−  2005.5.23  文香

 

 

いつも幸せな人間なんているわけがない

微笑みで苦しさを隠して、冗談で悩みを誤魔化して

そうして世を渡っていく、それも一種の強さで

 

笑顔でいても、幸せだとは限らない

涙を流しても、つらいとは限らない

気付かない目もあれば、見抜く眼もある、それが社会で

 

自分を押し殺して、周りに合わせて笑顔を作って

そんなことが当たり前な毎日の中で

すべてを捨ててしまいたくなる時もある

誰に気付かれずとも耐えていける強さをもてるなら

人はもっと楽に生きられるのに…

 

光だけに囚われず闇だけに捕われず

どちらにも目を向けて、歩んでいく

ただ温かさだけ忘れなければいい

やがて進んでいく道の中で、側にいてくれる人に気付くから

 

 

迷わない人間なんているわけがない

語ることで逃げ場をなくして、思うことで自分を奮い立たせて

そうして未来(さき)へと進んでいく、それも一種の強さで

 

夢があっても、叶うとは限らない

希望があっても、届くとは限らない

信じられる日もあれば、絶望に思う時もある、それが自然で

 

迷っても傷ついても、目の前の道に目を向ける

そんな酷なことを強いられる生の中で

すべてが空しく思えるときもある

時は過ぎていくだけで、傷は傷だと割り切れるなら

人はもっと楽に生きられるのに…

 

闇に魅せられず光に身をゆだねず

どちらともを知りながら、歩んでいく

ただ目を曇らせないでいればいい

やがて進んでいく道の途中に、咲いている花を見つけるから

 

 

無駄じゃない、進むことで掴めるものもある

その苦しみも、悩みも、迷いも、痛みも、

側にいる人の支えとなる

見つけた花の糧になる

 

 

先が見えなくても、怖いことなんかない

手を繋いでくれる人に気付くのは、

綺麗な花を見つけるのは、

明日かもしれないから…

 

それ故に今はただ、前に進む

 

 

 

 

 

 

一年という時の中で、私は色々なことを学んだ。

先など分からないけれど、だからこそ大切に思えることも多い。

「今」は紡がれながら、「時」は流れていく。

 

ad astra per aspera(苦難を越えて星々へ)...。

 

 

 

 

 

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